Kimamalog

趣味の園芸や釣り、投資初心者として思う事、様々な日常を呟いていきます。

小型株集中投資とバリュー株投資、それぞれの良さは?

私が右も左も分からず投資を始める際、参

考にしたのは、この本でした。

最近、新たに投資の参考書を探していた

ら、この本が目にとまり、気になって購入

してみました。

それぞれの本について著者・投資方法ごと

にまとめてみました。(本の内容の一部分だ

けです。)

【CASE1】

☆著者:遠藤 洋

☆投資方法:小型株集中投資

☆対象銘柄

 •1年以内に時価総額が3倍以上になる銘柄。

☆対象とする銘柄選びの視点

 •上場して5年以内。

 •時価総額が300億円以下の小さい銘柄。

 •創業社長が現役。

 •社長や経営幹部が自社の大株主。

 •高学歴の新卒社員がいる。

 •社員の平均年齢が若い。

 •皆が欲しいと思う商品を提供している。

 •株価チャートが上昇トレンド。

☆私が実践して感じたメリットとデメリット

 •1年以内に時価総額が3倍以上になる銘柄

を投資対象に絞るので、銘柄選びが良けれ

ば短期間で最大の利益を見込め、結果が見

えやすい。

 •イノベーター理論に基づくことで、リス

クを抑えている。

 •銘柄選びの視点が、分かり易くて、実践

しやすい。

【CASE2】

☆著者:かぶ1000

☆投資方法:バリュー株投資

☆対象銘柄
 
 •企業の現在価値、保有する資産(現金や不

動産、有価証券等)に対して、株価が割安な

銘柄。

☆対象とする銘柄選びの視点

 •企業の資産は変動が少ないので、実質

PBRを割引率として見る。⇒資産バリュー

株投資。

 •求め方⇒割引率=(PBR-1)×100%

 •割引率の高い、お得な銘柄を探す。

 •PBR(株価純資産倍率)の指標

  PBR0.4以上~0.5未満=割安

  PBR0.3以上~0.4未満=超割

  PBR0.3未満=激安

 注意*換金性の高い純資産を多く持ち、

総負債が少ない企業は、PBRが0.5を超えて

も、この限りではない。
  
 注意*逆に純資産の内容が、在庫や工

場、機械など換金性が低く、売却が難しい

資産が多い場合、PBR0.5以下でも割安とは

言えない。

 •総負債より、現金及び預金が多いか?

 •有価証券について、上場株で、自社の時

価総額以上のお得(数量、価格)な銘柄を所有

していないか?

 •一等地で簿価が安く、含み益がのった不

動産を所有していないか?

☆私が実践して感じたメリットとデメリット

 •決算短信有価証券報告書から詳細な情

報を読み解くので、数字が苦手な私は難し

さを感じる一方で…

 同時に企業業績を読み解く練習になるの

で、良い習慣づけになるし継続して行きた

いと感じました。

 また、資産を視点に入れることで、総負

債より資金に余裕があれば、不況や外部

環境の変化に対する強さを伺い知ることが

出来るという点が、保有銘柄への安心感に

繋がるので参考になりました。

☆私が二人の著者に共通すると感じた点

 •まず、二人の著者は、投資銘柄を絞る努

力を惜しんでいないと感じました。

 また、投資方法に基づいて対象とする銘

柄を選定する際に、それなりの動機づけ、

入念な下調べがあります。

 さらに、投資方法に対するリスク、その

正体、予想される事態をきちんと把握して

います。

 •投資する際には、ちゃんと、自分自身の

考えを持ち、投資に至るようにと、読者へ

注意喚起してくれています。

 •出来るだけ損を減らすように心掛けています。

 •書面やデータから見る表面的な部分だけ

でなく、現地に足を運ぶ、株主総会への参

加等、難しいならグーグルストリートビュ

ーなどで立地的な事など、リアルな情報に 

も目を向けるように伝えています。

☆私が二人の著者の参考にした点

【CASE1】小型株集中投資 遠藤 洋

 私はまだ株式投資を始めて、1年未満の

初心者です。

 そんな、株式投資の右も左も分からず、

始めることが出来たのは、遠藤洋さんの小

型株集中投資の本があったからだと思って

います。

 たまたま、本を手に取り、さっと目を通

しました。

 しっかりした視点、何故そう言えるの

か、動機づけが記されていたので、参考に

なると思いました。

 この本を読んで、まず考えたことが、"上

場して5年以内"という視点でした。

 私は膨大な幅広い銘柄から、上場後5年以

内の銘柄を探す作業は、専業投資家でもな

い私には、費やす時間的にも大変だと思い

ました。

 そこで、IPO、新規上場の銘柄から調べる

ことにしました。

 銘柄の内容はしっかりみますが、簡単に

言えば、最短3ヵ月〜6カ月、普通で1年、最  

長で5年みれば良いと私は思ったからです。

 IPO上場リストから銘柄を見て気になった

ら、企業のホームページを見て、まず、商

品が人々に必要とされるか?、売れるか?を考

えます。

 その後、会社の沿革、役員の経歴、大株

主の持ち株比率、社員の平均年齢をみま

す。

 最後にIR情報で、経営状態を読み、売買

のタイミングを見るためにチャートの確認

をします。

 以上の点は全て、遠藤洋さんの小型株集

中投資の本を参考にしています。

【CASE2】バリュー株投資 かぶ1000

 先月、購入した本でした。
 
 決算短信有価証券報告書会社四季報

などの情報を具体的に読み解く視点が記さ

れています。

 この本を読むまで、どんな所を読めば良

いか分からずにいたので、自分で決算短信

有価証券報告書会社四季報を読む新し

い視点を持つことが出来たので、とても良

かったです。

 チャートの読み方で、現時点での株価の

位置から水平、横に線を引くだけで、対象

銘柄の含み益、含み損が多いのか、少ない

のかが、分かるというのも、私自身の中で

衝撃的でした!

 言われてみて、当たり前と言えば、それ

までですが、言われて初めて気付くことも

多いと思います。

 この本を購入したからこそ、知ることが

出来、分かったこともあり、私は大変満足

しています。

☆結論

 以上が私が二人の著者の本を購入し、株

式投資に関して、初心者なりに感じた点で

す。

 もし、これから株式投資を始めたい、今

現在、投資してるけど、不安があるという

読者の方には、是非、読んで頂きたいと思

います。

 理由はそれぞれの投資方法に基づいて、

色々な視点、考え方を得ることが可能にな

るからです。

 だからと言って、やり方を全て真似る必

要は、私はないと思います。

 ご自身が理解出来た点から、ご自身に合

った、考え方、投資に至るプロセスを作っ

て行くことが大切ではないかと、私は思い

ます。

 それによって、未来の業績へ自信を持つ

まで行かなくても、対象銘柄への不安要素

は、取り除いていけると思います。

 実際、私も資産の3分の2を株式投資にま

わしていますが、残念ながら大きな勝ちも

なく、微々たるものですが資産は少しずつ

増え、大きな損失もありません。

 自分なりに調べてから、投資しているの

で、“分からない”ことへの不安はなく、心穏

やかに対象銘柄を見守ることが出来ていま

す。

 投資初心者の私が感じたことですが、皆

様の役に立てれば幸いです。

それでは、また(*>_<*)ノ