なぜ、NYダウ平均株価から影響を受けるのか?
株式投資をしていると、ひとつの疑問が出ました。
それは、何故、NYダウの影響を受け、日経平均株価がつられて連動してしまうのか?
という疑問です。
まず、それぞれの意味を調べました。
・日本経済新聞社が、東京証券取引所一部に上場する約2,000銘柄から、市場流動性(売買の活発さや安定度)の高い225銘柄を選定し、その株価をもとに算出する指数のこと。
・5秒間隔で算出・配信され、選定される225銘柄の構成は、年に1回(原則として10月初め)の定期見直しにより、入れ替えられている。
・定期見直しでは、市場流動性と、セクター(技術、金融、消費、素材、資本財・その他、運輸・公共の6つの分類)間のバランスを考慮される。
☆NYダウ→ダウ工業株30種平均、ダウ・ジョーンズ社が、ニューヨーク証券取引所やナスダック市場に上場している主要30銘柄を対象に算出する株価指数。
アップルやマクドナルド、ウォルトディズニーなどの企業によって構成されている。
構成銘柄が少ないのが特徴で、日経平均株価と同じように、構成銘柄の株価を合計し、除数で割って求めており、銘柄は定期的に入れ替えられる。
では、本題に戻ります。
Q.なぜ、NYダウに影響を受け、連動してしまうのか?
以下は、2014年8月1日時点での数値ですが…
☆ニューヨーク証券取引所全体の時価総額は、日本円で約1,973兆円。
なんと、日本の東証1部全体の時価総額456兆円の約4倍の額です。
加えて、NYダウの時価総額も日本の東証1部を上回ると言われているそうです。
☆このことから、巨大企業が名を連ねているアメリカのNYダウは、世界中の株価に影響を与えてしまうということが言えます。
又、日経平均の225銘柄に対し、NYダウは、たったの30銘柄で構成されています。
量より質と言う言葉が適切かどうか、分かりませんが影響の大きさが伺えます。
更に、NYダウ、ニューヨーク証券取引所の終了時間は、日本時間の午前6時です。
つまり午前9時から、取引を開始する日本の証券取引所は、よりNYダウの流れを受け易くなるのです。
以上の点から、考察をまとめてみると、
☆アメリカは、証券取引所の時価総額がとても大きく、かつ、名だたる巨大企業で構成されていることで影響力がある。
☆証券取引所の開始・終了時刻の関係で、日本は影響をより受け易い。
と言えるのでは、ないでしょうか?
投資初心者の呟きですが、どうぞ、温かい目で見て頂くとありがたく思います。
それではまたヾ(๑╹◡╹)ノ"